『DUO 3.0』

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『DUO 3.0』


鈴木 陽一 著
アイシーピー
2000年3月15日発売
432ページ

音声CD DUO 3.0 / CD基礎用DUO 3.0 / CD復習用 別売

現代英語の重要単語1572語と重要熟語997語を重複なしで560の例文に凝縮。1つの例文でいくつもの単語・熟語を学習できるという英単語集です。

1語1つの例文で学習するのに比べて、例文を読む負担を約80%軽減したというのが売りになっています。

また、例文は不自然にならないように「米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴと共に完成させた」とのことです。

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英語参考書ナビゲーター
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 by えまのん
配置にご注目

・DUOの妙味について
単語帳の選び方にはその人の得意不得意が反映されているように思われる。
どれが正しいとか悪いとか言う話ではもちろんない

1.提示の仕方という観点
見出しとして英単語を提示する提示の仕方という観点からいえば
①ひとつの単語ごと
②数単語やフレーズごと
③DUOのように短文の文章ごと
④実際に使われる長文ごと
この観点から言えば①から④どれが最適な単語帳かを決めるのは、
一般的に言うと無理であり、唯一絶対の解を出すのは不可能であろう。
「〇〇が好きなひとは」とか「△△が苦手な人は」
というような限定を付けて初めて、それは決することができるのである。
短ければ短いほど覚えやすい人もいればそうでない人もいるというだけの話である。
したがって、この観点からDUOが他より抜きんでていると断定することはできないだろう。

2.例文の有無
単語を何故覚えるのかと言えば、その単語を使って書いたり話したりする発信や
読んだり聞いたりなどする受信といったコミュニケーションをとることが
その人なりに目指されているからであろう。
つまり現実にどのような使われ方をするのかを知らないことには覚えたところでどうしようもない。
たとえば日本語だと「本領」という単語を知っていただけではあまり意味はなく、
「本領を発揮する」という言い回しを知っていなければ、この単語でのコミュニケートはあまりないであろう。
そして上の①から④で言うと、そのどれもが、見出し単語の実際に使われる例文というものを用意しているであろう。
したがって、この意味でもやはりDUOの優越性が高いとは必ずしも言えない。

3.見出しの数
2と関連するが、そうはいっても収録見出し文章の数は①や②よりはDUOの方が少ないはずである。
そうすると、たしかにDUOは「収録見出し数は少ない」とは言える。そして当然ながら1周する時間も短いであろう。
しかしそれによってDUOが①から④で秀でていると言えるとは限らない。
見出しは少なければ少ない方がよいのかというと必ずしもそうとは思われないからである。
それこそ④のようなスタイルのほうが、たしかに長文となっていることから冗長とおもわれるかもしれないが、
けれども、④の方がより実際のコミュニケーションに近づいているともいえるのであって、
見出しの数という意味ではDUOに劣るかもしれないが、学習効果という別の観点を加味した場合
DUOと勝るとも劣らない立ち位置にあると言えるだろう。

4.配置
このような比較の中で間違いなくDUOが優れていると言えるのは、その配置である。
具体的には見出し文章と訳の位置である。
例文があるであろう①②の場合は例文の英文の真下に訳があるであろう。
しかしながら、これでは訳がいやでも視界に入り、無意識的に訳が見えてしまい、どうにも具合が悪い。
いちいちそれを見えないように、あるいは意識しないようにする手間が発生してしまう。
また、長文スタイルの④の場合は、おそらく見開き中の長文の下かその右ページに訳があるであろう。
これならいま触れた手間は発生しないだろうが、今度は、単語の見出しが長文のある見開きページとは別に掲載され、
十中八九、紙を1枚めくる必要があるだろう。これでは紙をめくったり戻ったりする手間が発生してしまう。
そこでDUOである。ご覧いただきたい、文章と訳の位置を。
上記の不具合ないし手間を一挙に解決しているのである。

5.小括
収録英単語の幅広さや単語に対応する訳の多様な説明やその現実的な使われ方の説明、
短文ながらも含蓄のあるものやユーモラスな文章の数々、
さらには発音のカタカナ表記など、DUOの特筆すべき点は少なくない。
しかし他に類をみないほどの学習効果を高める工夫は、
その文章と訳の配置の位置関係にあるものと思われる。

以上

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