大学受験・英語学習で使われる英文法参考書について、Twitterでアンケートを実施しました。
今回はTwitterのアンケート機能を使って、12冊の英文法参考書(講義系)の中からTierが高いと思うものを選んでもらうという形式で実施しました。
なお、今回の12冊の参考書はAmazonなどの売り上げ上位のもの、本サイトでのアンケートで好評なものを選抜しました。Twitterのアンケート機能では何十冊もの参考書を選択肢に加えるのは難しい(1ツイートで4つしか選択肢を作れない)ため、12冊に絞っております。「なぜこれが入ってない?」というのもあるとは思いますが、なにとぞご了承ください。
※このTier表は、あくまでアンケート結果をもとに作成したものであり、参考書そのものの絶対的な優劣を示すものではありません。参考書に興味があるみなさまの今のトレンドがわかるものだと考えていただくとよいと思います。
英文法参考書Tier表

※Tierの境界や各参考書の評価については、記事本文で詳しく解説します。
アンケートの概要
今回のTier表を作成するにあたり、X上で12冊の英文法参考書についてアンケートを実施しました。
12冊を4つのグループに分け、それぞれ「結果だけ見たい人用」の選択肢を設けています。
第1グループ
- 大岩のいちばんはじめの英文法
- 安河内の英語をはじめからていねいに
- 高校英文法をひとつひとつわかりやすく。
- 結果だけ見たい人用
総投票数:443票
第2グループ
- 世界一わかりやすい英文法・語法の特別講義
- 肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本
- ダイジュ先生のたった10時間で英文法
- 結果だけ見たい人用
総投票数:392票
第3グループ
- 深めて解ける!英文法
- すぐわかる英文法(赤本プラス)
- 入試英文法の核心
- 結果だけ見たい人用
総投票数:362票
第4グループ
- 山口俊治英文法講義の実況中継
- 基本文法から学ぶ 英語リーディング教本
- 富田の入試英文法Ver.1解法の基礎
- 結果だけ見たい人用
総投票数:509票
4つのアンケートを合わせた総投票数は1,706票となりました。
アンケートの最終結果
「結果だけ見たい人用」を除き、各参考書に投票された票を集計すると、以下のようになりました。
| 順位 | 参考書 | 得票数(概算) |
|---|---|---|
| 1 | 基本文法から学ぶ 英語リーディング教本 | 約143票 |
| 2 | 大岩のいちばんはじめの英文法 | 約103票 |
| 3 | 世界一わかりやすい英文法・語法の特別講義 | 約91票 |
| 4 | 山口俊治英文法講義の実況中継 | 約74票 |
| 5 | 入試英文法の核心 | 約62票 |
| 6 | 深めて解ける!英文法 | 約61票 |
| 7 | 富田の入試英文法Ver.1解法の基礎 | 約51票 |
| 8 | 肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本 | 約44票 |
| 9 | 高校英文法をひとつひとつわかりやすく。 | 約32票 |
| 10 | 安河内の英語をはじめからていねいに | 約19票 |
| 11 | すぐわかる英文法(赤本プラス) | 約18票 |
| 12 | ダイジュ先生のたった10時間で英文法 | 約13票 |
※Xでは投票割合が小数点以下1桁まで表示されるため、上記の得票数は表示された割合から算出した概算値です。
Tierの決定基準
今回のTier表ではS~Cまでの4段階で参考書のTier表を作成するという予定でした。
ただ、『基本文法から学ぶ英語リーディング教本』が他を離した1位となったためSSとしました。
下位の参考書を機械的にDランクとするのではなく、10票以上もの投票があることで一定の評価を得ていると考え、基本的にS~Cの4段階で分類しました。
SSランク
基本文法から学ぶ 英語リーディング教本
今回のアンケートで最も多くの票を集めたのが、薬袋善郎著『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』(研究社)です。
約143票を獲得し、2位の大岩のいちばんはじめの英文法にも大きな差をつけました。
今回の12冊の中では特に突出した支持を集めたため、唯一のSSランクとしました。
注意すべき点は、一般的な英文法の講義本とはかなり色合いが違う参考書だということです。英文法を単元別に解説した参考書ではなく、「品詞と働きと活用」という英語の根底となるものを学習する参考書であることに注意が必要です。
また中学英語レベルのゼロから積み上げていくタイプの参考書なので、本来は大学受験生向けではないとも言えます(もし受験生が使うとしたら遅くとも高3の春から)。
もちろんこれだけ多くの人が支持している名著であり、英語が苦手な人にとっては救世主になりうる一冊であることは間違いありません。
↓「黄リー教」の投票された方はぜひレビューの投稿もお願いします!

Sランク
大岩のいちばんはじめの英文法
大岩秀樹著『大岩のいちばんはじめの英文法』(東進ブックス)が約103票を集め、全体で2位となりました。英文法入門書の定番ですが、現在でもその地位は揺るがないようです。
↓ぜひレビューの投稿もよろしくお願いします。

世界一わかりやすい英文法・語法の特別講義
約91票を集め、全体で3位となりました。
「大岩の―」との差も比較的小さく、今回のアンケートでは明確に上位グループを形成しています。
山口俊治英文法講義の実況中継
約74票を集めたのが山口俊治著『山口俊治英文法講義の実況中継』(語学春秋社)。講義本の先駆けともいえる伝説的名著ですが、現在でも高い人気を維持しています。
↓本書を使用したことがある方は、短文でも良いのでぜひ投稿をお願いします!

このTier表を見る際の注意点
今回のTier表は、「参考書そのものの絶対的な優劣」を順位付けしたものではありません。
英文法参考書は、それぞれ対象とする学習者やコンセプトが異なります。
そのため、Tierだけを見て参考書を決めるのではなく、自分の現在の学力・目的・学習スタイルに合った参考書を選ぶことが重要です。この表は参考書の選びの目安として使っていただくと良いと思います。
また、このTier表はたくさんある英文法参考書のごく一部を取り上げたものに過ぎません。アンケートの組み合わせが違えば違った結果になったかもしれませんし、あくまでこの12冊の中の序列ということで見た方がいいでしょう。
まとめ
今回のアンケートでは、「基本文法から学ぶ 英語リーディング教本」(黄リー教)が突出した支持を集め、単独SSランクとなりました。
「英文法の講義系参考書」といっても幅広く、今回は12冊に絞る過程でどの参考書を入れるべきか非常に苦慮しました。この「黄リー教」にしても、確かに英文法を解説した参考書ではあるのですが、「英文法参考書ではない」というご指摘もいただきました。本サイトでも英文法と英文解釈のどちらのアンケートでも上位に入ったということもあり、どちらかというと英文解釈の参考書というべきなのかもしれません。いずれにしても、独特な立ち位置ながら、英語を根本から理解したい人にとっては必見の一冊といえるでしょう。
「大岩のいちばんはじめの英文法」『山口俊治英文法講義の実況中継』など、長年使われている参考書が今でも支持を集めていることがわかったのも今回のTier表の収穫でした。
また次回のアンケートも実施予定なので、ぜひご協力をお願いします!
前回の英単語Tier表もご覧ください!



コメント
みんな大好き『真・英文法大全』の文字が見えませんが落丁ですか?